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横浜浪漫探訪 浜さんぽ

横浜浪漫探訪 浜さんぽ第12回 そば処 太郎

◆◆◆受け継がれる技「そば処 太郎」

​(取材日:2015.12.18

<ナレ>「おやおや浜さん、今日はどちらにいらしたんですかぁ?」

 

<浜さん>「ふふふ、ここは戸塚原宿と言ってねぇ。

戸塚駅からバスに乗ってやってきたのさ。ちょっと小腹が減ったから、

まずは腹ごしらえでもするかな♪」

<浜さん>

「おっと、そんな事を言ってたらさっそく

そば屋さんがあるじゃないか。

実は俺はそばが大好きでねぇ。」

<ナレ>

「おやおや浜さん、なんか雰囲気のある

お店ですねぇ。」

カラ~ン、カラ~ン

 

<店員>「いらっしゃいませ。

お好きな席におかけください。」

<主人>「ご注文は?」

<浜さん>「おぉ、主人!天ぷらそばをもらえるかい?」

<主人>「かしこまりました。」

<浜さん>「ふふふ、なかなか趣のある店内で、良いねぇ。これは期待出来そうだ。」

<店主>「お待たせしました。」

<浜さん>「おぉ、大きなえびが2尾も乗って嬉しいねぇ!どれどれ・・・」

<主人>「ありがとうございます!

出汁はソウダガツオとサバで取ってます。

そばも自家製なんです。」

<浜さん>「おぉ、それでこの味が出せるんだねぇ。

この店は主人が創ったのかい?」

<主人>

「いえ、私は2代目でして。

父に習って始めました。

私らの時代では、長男が店を継ぐのが

当たり前でしたからねぇ。」

<浜さん>

「ふふふ、何を隠そう俺も2代目さ。

どこも似たようなもんだねぇ。」

<主人>「へぇ、お客さんは何を?」

<浜さん>「ふふふ、俺はみなとみらいで屋形船の船頭をしてるのさ!

横浜の浪漫を届けるのが俺の仕事さ。親父さんはどうしてるんだい?」

<主人>

「はい、父は去年の暮れに

亡くなりましてね。

ずいぶん前から店は私が切り盛り

していたのですが、父が亡くなったら、

今まで自分がどうやって仕事していたのか、

分からなくなりましてね。」

<主人>

「“真面目に丁寧に仕事しろ!手を抜いたら手を抜いたなりの物しか出来ない。

”戻る所はその父の言葉でした。」

 

カラ~ン、カラ~ン

<浜さん>

「ふふふ、そばもとても旨かったが、浪漫な話を

聞かせてもらったねぇ。

さてと、次はどこに行こうかな♪」

 

<ナレ>

「おやおや浜さん、しばらくこの戸塚原宿をさんぽする

気ですね?

さんぽ企画らしくなってきましたねぇ♪」

東海道戸塚原宿に立ち止まってみれば、聞こえてくるのは浪漫と匠の技。
父の教えが道しるべ。
取材日:2015.12.18
 
■ 店舗情報
店舗名そば処 太郎
住所横浜市戸塚区原宿3-1-12
営業時間11:00~15:00
17:00~21:00
電話番号045-851-6470